この記事は「VODとは何か?」という基本的な知識の他、VODのメリットやデメリットまで詳しく解説しています。
あなたがVODサービスを利用したいと思った時に、参考になると嬉しいです。
VODとは?基本的な知識を解説
VODとは、Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)の略称で、オンラインの動画配信サービスです。
DVDやBDをショップから直接レンタルする必要がなく、インターネットを通して動画を視聴することができます。
VODには、SVOD・AVOD・PPVの3種類あり、それぞれ仕組みが異なります。
SVODとは
SVODとは、Subscription Video on Demand(サブスクリプション・ビデオ・オンデマンド)の略称で、定額制の動画配信サービスをいいます。
サブスクリプション=定額という意味で、月額料金を払って動画を視聴することができます。
SVODには、NetflixやU-NEXT、dアニメストア、Huluなどがあります。(なお、左記のサービスには後述するPPVの要素も含まれているものがあります)
AVODとは
AVODとは、Advertising Video On Demand(アドバータイジング・ビデオ・オンデマンド)の略称で、広告を視聴する代わりに動画が視聴できるサービスを言います。
動画広告などが流れた後に、本編の動画が流れるというものです。
AVODには、YouTubeやTverなどがあります。
PPVとは
PPVとは、PPV(ペイ・パー・ビュー)の略称で、1作品ごとに料金を支払って視聴するサービスをいいます。
前述した、U-NEXT、dアニメストアといった動画配信サービスは、一部有料の作品もあるためSVODとPPVの両方を取り入れたシステムとなっています。
VODのメリット・デメリット
ここではVODのメリットとデメリットについて解説します。
VODのメリット
VODのメリットは以下の3点です。
- 様々なデバイスで動画を視聴できる
- いつでもどこでも視聴できる
- 見放題作品が多く料金を気にする必要がない
VODは前述の通り、オンラインの動画配信サービスなので、受信できる機器があればいつでも、どこからでも動画を視聴することができます。
対応機器は各動画配信サービスによって違いますが、主に、テレビ・PC・タブレット・スマホで視聴できます。
また、U-NEXTやdアニメストアといった多くの動画配信サービスはSVOD(サブスクリプション型)のため見放題作品が多く、基本的に追加料金を気にせず楽しむことができます。
※テレビでの視聴は、Fire TV StickやChromecastといった外部機器が必要な場合があるので事前に確認をしましょう。
VODのデメリット
VODのデメリットは以下の2点です。
- 利用しなくても毎月料金がかかる
- 作品の入れ替わりがある
SVOD(サブスクリプション型)の場合の話になりますが、まったく動画の視聴をしなかったとしても毎月料金が発生してしまいます。
また、配信されている作品は入れ替わることがあるので、見たい作品をずっと先延ばしにしてしまうと配信が終了してしまっているという場合があります。
VODを選ぶ時の重要ポイント
ここではVODを選ぶ時の重要なポイントについて解説します。
- 配信されているジャンルと作品数
- コンテンツ
- 使用感
- ダウンロード機能の有無
- 同時視聴可能かどうか
- 料金
配信されているジャンルと作品数
まず、あなたが見たいと思っているジャンルや、作品があるかを確認するようにしてください。
ジャンルに関しては、dアニメストアなど専門の動画配信サービスでなければ、基本的に幅広く取り扱っていると思いますが、海外ドラマが多いサービスや、洋画が多いサービスなど様々です。
多くの動画配信サービスは契約前に何の動画が配信されているか確認することができるので、事前に確認するようにしましょう。
コンテンツ
VODサービスの中には、動画の配信だけではなく、マンガや書籍の購入ができたり、雑誌が読めるものがあります。
視聴したアニメの原作マンガを読みたいと思った時など、サービスを切り替える必要がないので便利だったりします。
一元管理することがきるようになるので、複数のアプリを使い分けるのが面倒という人は、上記のような動画+書籍のサービスを活用してみるとよいでしょう。
なお、マンガの購読ができるのはU-NEXTとFODプレミアムです。下記の記事で解説しているので参考にしてください。
→ U-NEXTがアニメ視聴におすすめな理由
→ 動画配信サービス「FODプレミアム」の概要とメリット・デメリット
使用感
VODサービスは使用感も大事です。
見たい動画を視聴するだけならそこまで気にならないかもしれませんが、お気に入りや、おすすめ表示だったり、検索画面の使いやすさも大切です。
基本的にVODサービスは2週間から1ヵ月程度の無料体験期間があるので、気になったサービスがあれば一度体験してみるのがよいと思います。
ダウンロード機能の有無
VODサービスにはダウンロード機能があるものが多いです。
タブレットやスマホにダウンロードしておけば、通勤や通学中にオフラインでも動画を視聴することができるので、通信料を気にする必要がなくなります。
動画は容量が大きいだけに、ダウンロードできるかどうかは大事なポイントかと思います。
同時視聴可能かどうか
VODサービスには、同時視聴ができるものとそうでないものがあります。
例えば、同時刻にテレビとスマホの両方で別の動画を視聴するなど…。
1人で使用する分には問題ありませんが、家族や友人とアカウントをシェアする場合、同時視聴できるかどうかを事前に確認しておきましょう。
料金
各VODサービスで料金が異なります。
また、VODサービスの中には、月額料金に「ポイント」が含まれていることもあり、そのポイントを使用して有料作品をレンタルしたり、マンガの購入にあてたりすることができます。
ここまでに紹介したポイントを踏まえて、あなたの希望を満たしているサービスを選ぶのがよいでしょう。
おすすめのVODサービス4選
ここでは、タイプの違うVODサービスを4つ紹介したいと思います。
- U-NEXT
- dアニメストア
- FODプレミアム
- Hulu
U-NEXT
動画本数 | 240,000本以上 |
料金 | 2,189円(税込み) ※1,200円分のポイント付与 |
ダウンロード機能 | あり |
同時視聴 | 可能 |
U-NEXTはVODサービスの中でNo.1の動画配信数です。
さらに、マンガ・ライトノベル・書籍の購入や雑誌の読み放題もついています。
料金は他社のサービスよりも高額ですが、表にも記載しているように、1,200円分のポイントがついているので、普段からマンガやラノベを購入しているという人にとっては実質790円と考えることもできます。
また、アカウントを最大4つまで作成できるので、家族や友人とシェアすることもできます。
U-NEXTは31日間の無料体験ができるので、とにかくVODサービスでどこにするか悩んだら、まず試したほうがよいサービスです。
dアニメストア
作品数 | 4,400作品以上 |
料金 | 440円(税込み) |
ダウンロード機能 | あり |
同時視聴 | 不可 |
dアニメストアはアニメ専門のVODです。
他社のVODと比べアニメの配信数だけならNo.1です。
また、ほとんどの作品が見放題になっているので、追加料金を気にせず楽しむことができます。
アニメ専門のVODだけあって、アニメファンに嬉しいコンテンツや動画配信もあります。
アニメが視聴できれば良いという人は、dアニメストア一択です!
FODプレミアム
動画本数 | 50,000本以上 |
料金 | 976円(税込み) |
ダウンロード機能 | なし |
同時視聴 | 不可 |
FODプレミアムは、U-NEXT同様に、マンガの購読ができたり雑誌の読み放題がついています。
動画本数や機能面では劣るものの、読み放題の雑誌は130誌以上あり、また8のつく日にログインすると毎回400円分のポイントが付与されます。
あなたが視聴したい動画があって機能に不便を感じないのであれば、料金的にもコスパがよくおすすめできるVODサービスです。
Hulu
動画本数 | 70,000本以上 |
料金 | 1,026円(税込み) |
ダウンロード機能 | あり |
同時視聴 | 不可 |
Huluは動画配信専門のVODサービスです。
前述のdアニメストアはアニメ専門の動画配信サービスでしたが、Huluは洋画・邦画・ドラマといったコンテンツもあります。
マンガや雑誌は必要ないけど、アニメ以外の動画も見たいという人はHuluがおすすめです!
おすすめのVODサービスの紹介は以上です。
各動画配信サービスでは無料体験期間があるので、気になったサービスはぜひ体験してみてください!