この記事は、Excelで2つ以上の条件を満たした中央値を求める方法について書いてます。
中央値を取得するにはMEDIAN関数を使うのですが、特定の条件を満たすにはIF関数を併用しなければなりません。
以下、実際に関数を使用した例をもとに解説していきます。
Excelで複数条件の中央値を求める方法
分かりやすいように、以下の順に1つずつ解説します。
- 中央値の求め方
- 特定の1つの条件に当てはまる中央値の求め方
- 特定の2つ以上の条件に当てはまる中央値の求め方
では、1つずつ見ていきましょう。
中央値の求め方
中央値は「=MEDIAN(中央値を取りたい範囲)」で求めることができます。
カッコの中には、中央値を求めるために必要なセルを入力します。
上記の画像の場合だと「=MEDIAN(E3:E13)」となります。
特定の1つの条件に当てはまる中央値の求め方
次は、特定の1つの条件に当てはまる中央値の求め方についてです。
計算式は「=MEDIAN(IF(条件,中央値を取りたい範囲,””))」となります。
MEDIAN関数の中に、IF関数で中央値を取りたい条件を決める感じです。IF関数については以下の記事で詳しく解説してます。
画像の例でみると「=MEDIAN(IF(G3=C3:C13,E3:E13,””))」という感じです。
わかりにくいかもしれないので、別の書き方で同じ中央値の求め方を載せておきます。
「=MEDIAN(IF(“東京”=C:C,E:E,””))」という感じです。
条件はテキスト形式でもよいですし、範囲は列全体でとっても大丈夫です。
特定の2つ以上の条件に当てはまる中央値の求め方
最後に、2つ以上の条件に当てはまる中央値の取り方ですが、先ほどのIF関数を入れ子にするだけです。
「=MEDIAN(IF(G3=C3:C13,IF(H3=D3:D13,E3:E13,””),””))」といった感じです。
このように入れ子にすることで、複数条件を満たした中央値を出すことができます。
Excelで複数条件の中央値を求める方法:まとめ
簡単にまとめておきます。
- 中央値は「=MEDIAN(中央値を取りたい範囲)」で出す
- 条件を満たした中央値は「=MEDIAN(IF(条件,中央値を取りたい範囲,””))」で出す
- 複数条件を満たした中央値を取る場合はIFを入れ子にする
以上です。Excelって便利ですね。