この記事は、オフィスソフトの「Word」ではみ出た文章を1ページに収める方法について書いています。
Wordで資料を作成してみたら「2~3行はみ出して2ページになってしまった…」ということがよくあります。
とはいえ、最初から1ページに収まるように文章を考えるのは非効率です。
必要な文章をしっかりと作成したあと、ちょっとした操作をするだけで1ページにまとめる方法を解説します。
Contents
はみ出た文章を1ページに収める3つの方法
いろいろと方法はありますが、簡単にできるのを3つ紹介します。
- 余白の幅を調整する
- 行間の幅を調整する
- 「1ページ分圧縮」コマンドで圧縮する
では一つずつ解説していきます。使いやすい方法を見つけましょう。
余白の幅を調整する
ワードの初期設定は余白が上35.01mm、左右下が30.00mmに設定されています。
この余白の幅を狭めることで、入力できる文字数を増やすことができます。
「レイアウト」の「余白」から「狭い」もしくは「やや狭い」を選択してバランスの良い方を確認してください。
もっと細かく調整したいという場合は、「ユーザー設定の余白(A)」をクリックすると、上下左右の幅をそれぞれ調節することができます。
行間の幅を調整する
初期設定では行間はフォントサイズに応じて自動で変化します。
フォントサイズを変更することで行間を変えることもできるのですが、フォントサイズには比例していないため、サイズが変わっても行間が変わらなかったり、突然行間が広がったりします。
細かく調整するためには「行と段落の間隔」から「行間のオプション」を選択し、オプションウインドウを開きます。
「インデントと行間隔」のタブを選択し、「行間(N)」を固定値に設定。 右となりの「間隔(A)」をバランスのよいptに設定してください。
できるだけ行間を狭めたいという場合、フォントサイズが10.5の場合は12pt~15ptの間がおススメです。
「1ページ分圧縮」コマンドで圧縮する
このコマンドは既定では表示されていないコマンドです。このコマンドを表示させるには下記の方法が簡単です。
「クイックアクセスツールバーのユーザー設定」からその他のコマンドを選択。
「基本的なコマンド」から→「すべてのコマンド」に変更。
「1ページ分圧縮」を選択したあと「追加(A)」をクリック。
これでクイックアクセスツールバーに「1ページ分圧縮」コマンドが表示されるようになります。
ただし、これは文字数や文章校正によっては処理が実行されず、「これ以上ページを圧縮できません」という警告が表示されることがあります。
まとめ
ワードで文章を作成する場合、多くは「誰かに何かを伝えるための資料」だと思います。
文章の内容も大事ですが、読みやすさも大事です。
- 余白を調整して全体のバランスを整える
- 行間を調整して全体のバランスを整える
という点に注意してみましょう。
ベースになるファイルを作っておくと楽ですよ。