この記事は、これから仮想通貨やNFTを購入してみようと考えている方に気をつけてほしい事を書いてます。
仮想通貨界隈は詐欺被害がとても多く、注意していても被害にあってしまうことがあります。
ここで上げることがすべてじゃないですが、自分の大切な資産を守るため、参考にしてもらえるとよいです。
仮想通貨やNFTをはじめるなら気をつけたいこと
気を付けたいことがこちらです。
- シードフレーズは絶対に誰にも教えない
- よくわからないサービスにウォレットを接続しない
このあたりは基本中の基本で、絶対に気を付けてください。
シードフレーズは絶対に誰にも教えない
ウォレットをつくる時に、12個くらいの英単語が表示されて、順番に選択するということをしたと思います。
メタマスクだとこの部分です。
この英単語の組み合わせを知っていれば、別のPCやスマホでも、あなたのウォレットを復元することができます。
シードフレーズを教えるということは、あなたの財布を渡して好きに使っていいよと言ってるようなものです。
ウォレットの不具合や、わからないことがあって困ったとしても、絶対にシードフレーズを教えないようにしましょう。
シードフレーズが正しくメモできているか確認しよう
余談ですが、ウォレット作成時はシードフレーズを並び替えて確認することが多いと思いますが、実際は自分で1文字ずつ打たなければなりません。
メタマスクだとこんな感じです。
1〜12のインプットタグに順番に正しいテキストを手入力しなければいけません。
なので、シードフレーズを間違って記録してしまうと、二度と復元きなくなる可能性もあるので、面倒ですが、ウォレットをつくったら一度削除して復元してみるということをしておくと安全です。
※すでにアカウント作成済みの場合は、設定から確認できます。
よくわからないサービスにウォレットを接続しない
NFTをミントしたり、分散型取引所で仮想通貨の交換をしたりするときに、ウォレットを繋いでそのための権限の承認が必要になるんですが、これを悪用してウォレットの中身を抜かれるという被害があとを絶ちません。
また、サービス自体には問題がなくても、ハッキングされて、承認したままのウォレットが被害にあうという場合もあるようです。
この承認は、ブロックチェーンに記録されるため、サイトを閉じたり、インターネットから遮断したからといって回避できるものではありません。
万が一、怪しいサービスに接続(承認)してしまった場合や、しばらく使っていないサービスなどは、承認を取り消す「リボーク」という処理をするとよいです。
リボークのやり方は以下の記事で紹介しています。
で、このような被害にあわないためにどうするかはここから。
被害にあわないようにするために
以下を意識するとよいです。
- 信用できるプロジェクトか自分で調べる
- 偽物のサイトやアカウントに気を付ける
- 信用できるアカウントをフォローする
- DMを受けないようにする
- ウォレットは複数を使い分ける
プロジェクトは自分で調べる
この界隈ではDYOR(Do Your Own Research)といって、「自分で調べる」というのが基本中の基本です。
ネット上で親しくなった人の話も鵜呑みにしてはいけないですし、自分で見つけたプロジェクトも「本当に大丈夫?」と疑いの目から入るくらいがちょうどよいです。
- 公式サイト・SNSアカウント
- ドメイン、サーバー
- ファウンダー・プロジェクトメンバー
- VC・パートナー等
- トークノミクス
- ホワイトペーパー
このあたりを見て怪しいところがないかチェックしてみてください。
具体的な調べ方とかは、以下の記事で紹介しているのでよかったら参考にしてください。
偽物のサイトやアカウントに気を付ける
プロジェクトを装った偽物のアカウントというのもたくさんあります。
「フリーミントやります」とか言って偽のサイトに誘導したり、プロジェクトで大きなトラブルがあった時に公式サポートを装ってDMとかで「サポートします」みたい近寄ってきたりとか。
このような偽物にひっかからないように以下をチェックするようにしましょう。
- アカウント名で検索
- フォロワー数を確認
- 信用できる人がフォローしているか確認
ちなみにフォロワー数が1万人を超えている偽アカウントもあるので、フォロワー数だけではなくて、誰がフォローしているかまで確認しましょう。
例えば、大手の取引所やマーケット、信用あるプロジェクトや人から複数フォローされているか。
信用できるアカウントをフォローする
信用できるアカウントはどんどんフォローしておくとよいです。
勉強になるのはもちろん、前項のフォロワーの確認が楽になります。
アカウントのフォロワー数の下に「フォローしている○○さん、○○さんにフォローされています」とでてくるので、その数が多いほど信用できるかと。
DMを受けないようにする
基本無視できるという人はいいのですが、そうでなければ知らない人からのDMは受けないようにしておくのがよいと思います。
DMしてくる=詐欺と思ってよいくらいです。
DM拒否の仕方を簡単に。
もっと見る → 設定とサポート → 設定とプライバシー → プライバシーと安全 → ダイレクトメッセージ
「すべてのアカウントからメッセージリクエストを許可する」のチェックをはずす
Discord
ユーザー設定(歯車マーク) → プライバシー・安全
「サーバーにいるメンバーからのダイレクトメッセージを許可する」をOFF
ウォレットは複数を使い分ける
どんなに気を付けていても詐欺にあうかもしれませんし、ウォレットをつないでいるサービスがハッキングされて被害にあうかもしれません。
慣れないうちは面倒かもしれませんが、リスク分散でウォレットは用途ごとに分けて使うとよいです。
ウォレット内でアカウントを使い分けるのではなくて、ウォレット自体を新しく作ってください。
とくにNFTのミント時や良くわからないトークンの売買は、それ用のウォレットを用意して、問題なければ保管用のウォレットに移動するみたいな感じにするとよいです。
以下で、ウォレットを増やす方法について書いているので参考にどうぞ。
まとめ
最後に気を付けるポイントをもう一度まとめておきます。
- シードフレーズは絶対に誰にも教えない
- よくわからないサービスにウォレットを接続しない
- 信用できるプロジェクトか自分で調べる
- 偽物のサイトやアカウントに気を付ける
- 信用できるアカウントをフォローする
- DMを受けないようにする
- ウォレットは複数を使い分ける
この辺を意識してみてください。
以上です!
ご指摘などあれば、お問い合わせやTwitterのDMからご連絡いただけるとです。